【2018年】MLBの観客動員数は300万人減少 2003年以降で最悪の数字に

スポーツ

4月の102ゲームで平均気温が約10度以下を記録

一番の要因はやはり気温の問題ですね。
以下は以前の記事でも引用させていただいたものです。

“April really hit us hard due to the weather,” said Indians Senior Dir. of Communications Curtis Danburg. “We were 22 degrees lower in temperature April this year compared to last year, the biggest gap among any major league baseball city. So we’ve been playing catchup since.”

cited from: John Kosich (2018) “Cleveland Indians see boost in attendance as summer heats up

インディアンスのコミュニケーション部門のシニアダイレクターによると、2018年4月の気温は2017年に比べて22℉=5.5℃低かったようです。
これは相当ですよね。

他にも、

“The league added that April’s schedule included a record 28 postponements and 102 games played in temperatures under 50 degrees.”

cited from: Maury Brown
Why MLB Attendance Dropped Below 70 Million For The First Time In 15 Years“, Forbes

上記のように4月に行われた試合のうち28試合が悪天候のため順延し、102ゲームで気温10℃(50℉)以下を記録しています。

日本でいうと気温10度といえば12月くらいです。
真冬に野外のスタジアムでのんびりと野球観戦をしたいと思う人はほぼいませんよね。。

実際に2018年4月の観客動員数は2017年に比べて10%以上も減少しています(Brown 2018)

トロントでは2018年4月の平均気温が4度

ちなみに以下のグラフはトロントにおける2017年と2018年、また例年の4月における気温を表したものになります。

2018年4月は例年に比べて平均気温が4度も低く平均4度しかありませんでした。

寒すぎますね。。
トロントの本拠地であるRogers Centreは屋外のスタジアムですし、夜だとさらに冷えて最低気温の0度くらいまでいくでしょうし、スタジアムは風も強いので体感気温は氷点下になると思います。
以下はブルージェイズの4月のスケジュール。

 

 

 

 

 

4月に行われた15試合のうち7試合がナイターゲームですね。
天候のことを考えてデーゲームや16時からの試合がありますが、それでも観客からすると悪条件であることは間違いありません。

この天候の悪さはトロントの観客動員数が80万人も減少した理由の一つとして挙げられると思います。

 

またトロントの場合は4月にNHLのチームでトロントに本拠地を置くトロント・メープルリーフスとNBAのラプターズがプレイオフに進出したということも大きな影響を与えているといえるでしょう。

MLBのレギュラーシーズンを4月の寒い時期に野外で観戦するか、NHLやNBAのプレイオフを温かい屋内施設で観戦するか、となれば熱狂的な野球ファン以外は後者を選ぶと思います。

この競合や天候の兼ね合いもあり、ブルージェイズの四月の観客動員数が2017年に比べて10%も減少してしまったといえます。

スポンサーリンク

チームの戦績も影響

カンザスシティ・ロイヤルズ(KC)やマイアミ・マーリンズ(MIA)はチームの再建中ということもあって観客動員数も減少しています。

KCの最終成績は58勝104敗の借金46、
MIAは借金35ですからね。。

流石に負けゲームを観に行きたい観客は少ないでしょう。
相手がヤンキースやレッドソックスなど人気球団の場合は別ですが。

実際に観客動員数が減少したチームのうちワースト10のチームの戦績をまとめてみました。

見ていただけるとわかるように9/10チームが借金地獄です。
ピッツバーグは貯金は3あるものの地区リーグでは4位でワイルドカード争いに絡めてもいません。

特にオリオールズ(BAL)やロイヤルズ(KC)は100敗してるのでファンでない限り誰も試合を観たいとは思わないでしょう。

一応、観客動員数が増加したチームの戦績もデータにしてみました。

クリックして拡大可

もう一目瞭然ですね。

観客動員数が増加したTOP10のチームのうちワイルドカード(WC)に出場&地区優勝したチームは7チームです。

フィリーズ(PHI)以外の9チームは貯金がありますし、やはり戦績は観客動員数に大きな影響があるといえます。

TOP10のチームとWorst10のチームの貯金/借金の合計はというと

  • TOP10:+217
  • WST10:-276

となります。

これだけ各チームごとの戦力差が大きいと観客動員数の増加したチームと減少したチームで2極化されるのは致し方ありませんね。

 

このように、チーム成績という内部要因と天候という外部要因が合わさった結果、MLBの観客動員数が減少し、2003年以来となる観客動員数7,000万人を割ったのでしょう。

他にもユース年代の野球離れといった原因も考えられますが今回は触れないでおきます。
アメリカにおける野球離れ、スポーツ離れについてはまた別の記事で書こうかな、と考え中。

関連記事

・【2018年度】MLBの観客動員数はドジャースが6年連続No.1を記録
・少子化が野球離れの原因か?過去10年の中学生の増減率は92.86% 軟式野球今日人口の増減率は56.98%
・ 【2017年度】プロスポーツリーグ別平均年俸ランキング! 1位のNBAの平均年俸は約8億円?! 

コメント