スポーツビジネスはアメリカやドイツなどの海外の方が発展しており、英語の書籍の方がスポーツビジネスを勉強するには良い本が多いです。
しかし日本の書籍にも近年はスポーツビジネスの本が増えてきていますね。
横浜DeNAベイスターズの池田元社長をはじめ、球団やクラブ運営に携わっている方が色々と情報を発信してくれています。
また、スポーツビジネスを学んでいる学生さんや将来スポーツ関連の会社で働きたいと思っている方は多いと思います。
僕もその一人です。笑
そんな方のために、今回僕が今までいろいろな本を読んできた中でオススメできるスポーツビジネス本を幾つかピックアップして紹介していきます。
関連記事
横浜DeNAベイスターズ元社長・池田純氏主催、スポーツ業界で働く著名人をゲストに講義を行う「Number Sports Business College」に参加しみよう。
2018年度講義実施中!(オンライン受講可能)

『空気のつくり方』
まず一つ目は横浜DeNAベイスターズの前社長である池田純氏による書籍「空気のつくり方」です。
この本は赤字経営だったベイスターズを社長就任わずか数年で黒字に転換させて池田社長のマーケティング戦略について詳しく書かれており、スポーツマーケティングを学ぶにはもってこいの一冊です。
ターゲット分析や競合分析といったごく一般的なマーケティング手法ですが実際にDeNAが行ったマーケティングの方法を一般の方にもわかりやすく書かれている印象です。
個人的にはTwitterという日本で最も多く使われているSNSを何故DeNAが使わないのか?といった疑問があったのですが、この本を読んで納得しました。
スポーツマーケティングを勉強している方にはオススメです。
『千葉ジェッツの奇跡 Bリーグ集客ナンバー1クラブの秘密』
この本はBリーグの千葉ジェッツ社長と兼任してBリーグの副理事を務める島田慎二社長の著作です。
バスケットボールと無縁だった島田社長が千葉ジェッツと出会い、どのように当時全く観客が入らずガラガラだった千葉ジェッツをどのように再建させ、観客動員数でBリーグ1位になるまでのチームにしたのかといった軌跡(奇跡)が濃厚に書かれています。
著書の中に書かれてある、ホップ(資金注入)、ステップ(選手への投資)、ジャンプ(集客)のプロセスは経営再建の手法を事細かく書かれており、プロスポーツチームの運営とはこういう事なんだなと理解できた素晴らしい著書でした。
「地域愛着」というテーマのもとどのように地域密着型のプロスポーツチームを運営してきたのか?
日本のプロスポーツチーム運営のノウハウがこの本に書かれており、Jリーグや地域密着型のスポーツ運営に興味がある方は必読です。
『地域密着が成功の鍵! 日本一のチームをつくる』
この本の著者はセレッソ大阪や日本ハムファイターズで社長を務めた藤井純一氏です。
スポーツビジネスを学ぶためにドイツの人気強豪クラブであるバイエルンに行く行動力だけでなく、長居スタジアムから自転車で20分圏内に絞って営業を行うといったユニークな経営戦略は凄いですね。
セレッソ大阪だけでなく、当時「赤字経営」であった日ハムファイターズを「地域密着」というコンセプトで黒字経営に転換させ、多くのファンを獲得した手法がこの本には書かれています。
個人的にオススメの一冊です。
『日本プロ野球改造論』
こちらは日本プロ野球の現在抱えている問題について詳しく書かれています。
なぜNPBとMLBの売り上げの差がここ数年で一気に加速したのか?
この問い対する答えがNPBとMLBを比較しながら細かく書かれていてとても興味深いものでした。
なぜ日本のプロ野球はリーグビジネスができないのか?
パ・リーグTVの運営についてなど、プロ野球球団で将来働きたいという方には現状のプロ野球ビジネスを知るうえでも良い書籍だと思います。
『プロスポーツビジネス 私たちの成功事例』
この書籍はスポーツビジネス業界で将来働きたいと考えている方には是非とも読んでほしい一冊です。
(僕は日本に一時帰国した際に直ぐに購入しました。笑)
スポーツビジネスといってもプロスポーツチームの運営だけがスポーツビジネスではありません。
ここでは多くのスポーツビジネス界で成功した日本人の先輩方の事例が紹介されています。
先人たちがどのようにスポーツビジネス業界で働き、成功するために何を考えどのように行動しえ来たのか参考になる部分がおおいです。
スポーツビジネス業界で働きたいという方は是非とも読んでほしいですね。
追記)最強のスポーツビジネス: Number Sports Business College講義録
この本は2018年4月に発売された最新のスポーツビジネス書籍です。
Numberという雑誌はスポーツ好きの方なら一度は聞いたことがある名前ですよね?
その雑誌が主催となって開講しているスポーツビジネスの広義の議事録本です。
この書籍に登場する人物は色々なスポーツに関わっている方が多くたくさんの視点からスポーツビジネスについて知ることができます。
例えば多くのスポーツビジネス本では野球やサッカーといった日本でもメジャーなスポーツについての本が多いですが、この書籍ではプロスポーツとして発展途中のスポーツについても関係者の話からそのスポーツについてのビジネスを知ることができます。
いくつか例を挙げると、
スーパーラグビーの関係者である上野裕一氏の話や、2018年10月から開幕する卓球リーグであるTリーグ事務理事長、松下浩二氏の話がこの書籍には含まれています。
後はMLB JAPANに務めるジム・スモール氏の「MLBのアジア戦略」の話は結構度肝を抜かれました。
MLBにおける中国市場の開拓はもともと簡単には知っていたのですが内情をこの書籍を通じてより深く知ることができました。
個人的にはスモール氏の話だけでもこの書籍を読む価値は十分にあるかと思います。
最新の書籍ですのでタイムリーな話もたくさん勉強できるので是非とも一度読んでみてください!
いかがでしたか?
スポーツ業界で働くという目標においても為になる書籍ばかりです。
今回は日本の書籍について紹介しましたが時間があるときに英語の書籍についてもオススメ本を紹介したいと思います。
関連記事
横浜DeNAベイスターズ元社長・池田純氏主催、スポーツ業界で働く著名人をゲストに講義を行う「Number Sports Business College」に参加しみよう。
2018年度講義実施中!(オンライン受講可能)

コメント