今回はMLBのGMについて調べました。
ところどころ曖昧なところがあり、間違っている所があるかと思います。
どこか間違っている所があればコメント欄でご指摘していただけると幸いです。
MLBのGMについて知りたい方や将来、日本のプロスポーツチームやMLBの球団で働きたいという方にとって少しでもキャリアプランの参考になればと思っております。
この記事では
- GMの出身大学
- 年齢
- 野球経歴
- キャリアスタートの職
- 年俸
についてわかる限りではありますがまとめてみました。
では早速みていきましょう。
出身大学
まずは現MLBチームにおけるGMの出身大学から見ていきたいと思います。
多い順から並べると以下のようになります。
- ハーバード大学 5 (世界6位)
- プリンストン大学 2 (世界7位)
- アマースト大学 2 (米国23位)
- コーネル大学 2 (世界19位)
- ダートマス大学 2
(The Times Higher Education World University Ranking 2018 より)
やはり目を見張るのがハーバード大学卒のGMの多さです。
その数は5人とGM全体の1/6を占めています。
アマースト大学はアメリカでは有名なリベラルアーツ校であり内村鑑三など多くの著名日本人もこのアマースト大学を卒業しています。
その他にも世界大学ランキング5位のマサチューセッツ工科大や同21位のミシガン大学など名門大学出身のGMばかりでした。
アメリカ以外の大学出身者を見てみると、アトランタ・ブレーブスのGMであるアレックス・アンソポロスがカナダのマックマスター大学卒でした。
GM30人のうち大学院に進学した者は7人だけです。
だけという表現が正しいかはわかりませんが他の業種に比べると大学院でマスターなどを取得している割合が少ないような気がしますね。
進学先はハーバードや世界的にも評価が高いビジネススクールであるケロッグ経営大学院といったところでした。
このようにしてみていくと、GMの多くは名門大学卒であることがわかります。
年齢
次にGMの年齢を見ていきたいと思います。
こちらが簡潔にまとめた表になります。
上記の表を見ていただけるとわかるようにMLBの現GMの平均年齢は約47歳ということがわかります。
2017年にSTLのGMに就任したMike Girschだけ年齢がわかりませんでした。
(他のGMについてもはっきりとした生年月日がわからない方もいました。。)
平均年齢47歳が高いか低いかはわかりませんが、アメリカでは平均的な数字ではないかと思います。
最も若いGMはブルワーズのデイビッド・スターンズ氏で32歳、
一方最年長GMはメッツのサンディ・アルダーソン氏で70歳です。
アルダーソンGMについてはつい先日、メッツとの契約更新がされたことがニュースになっていました。
詳細は明らかになっていませんが長期契約の模様です。
GMに就任した年度を見てみると2015年が11人と多いですね。
他にも2016年や2017年とここ最近就任したGMが多い印象です。
さらに年齢を基にGMの出身校を見てみるとハーバード大学やコーネル大学といった名門校出身が多いようです。
恐らくコネクションがあるのではないでしょうか?
MLBの球団職員になりたいと思っている日本人の学生はハーバード大学やコーネル大学、アマースト大学に入学することが必要になってくるかもしれません。
野球歴の有無
野球経歴の有無については上記のような感じです。
野球経歴は簡単に分かれとこのようになります。
- 大学まで 12
- 高校まで 1
- MLB 1
- MiLB 4
- 無し 10
実際に野球歴が無しのGMは何人いるかは不明です^^;
レッドソックスのドンブロウスキーGMは大学ではフットボールをしていました。
またAvilaは大学野球部のコーチを務めていたこともあるので実際には野球歴ありといった方が正しいかもしれません。
一方のアストロズのルーノウGMは野球経験がないGMのようです。
(マッキンゼーなどで勤務経験あり)
はっきりとした野球経歴についてはまた機会があるときにしっかり調べます…。
キャリアスタート
各GMがどのようにキャリアスタートをしていったのかについてわかる範囲で調べました。
(間違っている場合はコメント欄で教えていただければ幸いです。)
これはMLBの球団で働きたいという志を持つ学生の皆様にできるだけ情報を提供しようと思い追加で調べ得てみたものです。^^;
少し表が小さくなってしまっていますが拡大して見てください。
黄色のマーカーがMLBや大学野球以外の場所でキャリアをスタートしたGMです。
投資かやエンジニア、ワイン会社など職種は色々です。
その中でもボストンコンサルティング・グループ(BCG)から二人ものGMが出ているのは少し驚きです。
まあBCGは超が付く凄い企業ですので驚く必要もない気はします。^^;
その他にも代理人や野球のデータ分析を行う企業で働きMLBチームとコネクションを形成したGMもいます。
一方緑のマーカーは大学の野球部のコーチとしてキャリアをスタートさせたGMです。
以外にも5人ほどいますね。
残りのGMはMLBのチームでキャリアをスタートさせたものです。
ほとんどのGMはインターン生としてキャリアをスタートさせています。
さらにほとんどのインターンは基本無給です。
あるGMは2年間も無給のインターン生として働き職をゲットした者もいます。
これほどのハングリーさがGMになるためには必要のようです。。
インターン生としてではなくいきなりアシスタントという形で球団職員になっているGMもいますが、それらのGMはマイナーリーグやMLBでプレーしていた選手です。
年俸
年俸について色々調べてみましたが各GMの年俸はわかりませんでした。
有名どころでいくとキャッシュマンGMは5年$25M(28億円)の契約をヤンキースと新たに結んでいます。
また、FOX NEWSにはこのようにGMの給与について書かれています。
“Most general managers earn between $500,000 and $2 million annually, major league sources say”.
この記事が事実であればGMの年俸は5500万円~2億2000万円ほどということになります。
やはりGMにもなると年収は高いですね。
その分ほとんどのGMが無給やほぼ無給に近いインターン生としてMLBでのキャリアをスタートさせている点にも目を向ける必要があります。
年俸5億円の新契約を結んだキャッシュマンGMでも、キャリアスタート当時は昼はインターン、夜は球場の警備員として働き何とか生計を立てていたそうです。
(参考文献:How Ten MLB General Managers Began Their Sports Career)
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