アイビーリーグ各大学の学費は? 平均の奨学金は500万円超え

アメリカ留学

アメリカの大学に正規入学、編入しようとしている方にとって何よりも気になることは1年あたりどれくらいの学費を払う必要があるのか、ということだと思います。

これは学生本人だけでなく親御さんにとっても気になることではないでしょうか?

多くの方はアメリカの大学の学費は日本や世界各国の大学に比べて高い、ということを聞いたことがあると思います。
実際にアメリカの大学の学費は高いです。
しかし、その一方で給付型の奨学金(スカラシップ)も充実しており、奨学金次第では日本の大学よりも安い費用で大学に通うことも可能です。

今回は皆さんが気になるアメリカの大学における学費や奨学金についてIvy league(アイビーリーグ)の大学8校を対象に調べてみました。

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Ivy leagueとは

そもそもIvy league(アイビーリーグ)とは何か?と疑問に思う方もいるかと思うので簡潔に解説しておきます。

Ivy leagueは日本でいうところの早慶上智やMARCH、関関同立といった有名な大学をひとまとめにした呼称です。
Ivy leagueはアメリカの北東部にある8つの名門私立大学の名称であり、元々は1954年にNCAAと呼ばれるアメリカ大学スポーツで各地域で、リーグを構成する際にできたカンファレンス(リーグ)の名称からIvy leagueと名付けられました。

Ivy leagueに所属する名門私立大学8校は以下の通りです。

  • Brown University (ブラウン大学)
  • Columbia University(コロンビア大学)
  • Cornell University(コーネル大学)
  • Dartmouth College(ダートマス大学)
  • Harvard University(ハーバード大学)
  • University of Pennsylvania(ペンシルバニア大学)
  • Princeton University (プリンストン大学)
  • Yale University(イェール大学)

先ほど少し述べた通り、上記8つの大学は全て私立大学(Private)になります。

親御さんにとっては私立大学といえば学費が高いイメージがあると思います。
実際にアメリカの私立大学は学費が高いですが、州立の大学に比べて留学生でも奨学金が獲得できるプログラムが州立の大学に比べて多く存在しています。
そのため、私立大学の方が安くなることも多いです。
(州立大学の場合は州出身以外の学生は学費が高くなり、留学生は奨学金獲得が厳しいケースが多い)

今回はIvy leagueの歴史などについては詳しく触れませんのでもう少し詳しく知りたいかたはご自分でお調べください。

それではIvy leagueに所属する8つの大学の学費について調べていきたいと思います。
(学費は2018-19年のデータを使用)

Brown University (ブラウン大学)

まずはブラウン大学の学費と奨学金について。

学費とその他費用

一般的にアメリカの大学の場合、学費の他に寮費や食費についての費用も大学のWebサイトに公開されています。
ですので、1年間に留学にかかる費用についてもより詳細に知ることができます。

ブラウン大学も学費(Tuition)の他にRoomやBooksといった教科書代や寮費についても料金が公開されています。

以下がブラウン大学の2018-19年の学費とその他の費用です。

1学期(以降、1セメスター)あたりの学費、要するに授業料は$27,160です。
他に寮費や大学での食堂代などを諸々含めると1セメスターあたりの費用は$36946、1年間では$73,892にもなります。

少し、日本人の方ですとドルではどれくらいの金額か想像しにくいかと思ったので日本円に換算した場合の学費と他の費用についても掲載しておきます。
($1=¥111で計算 2018/12/24現在)

ブラウン大学の2018-2019年の授業料は1セメスターあたり300万円、寮費などを含めた合計は1セメスターで410万円、1年間で820万円にものぼります。

アメリカの大学の場合は卒業に必要な単位を満たせばいつでも卒業可能です。
もし仮に授業を沢山とって3年で卒業した場合ですと約2400万円、4年間ブラウン大学に在籍した場合は最高3200万円かかります。

 

上記で「最高」と書いたのは理由がありまして、上の数字はあくまでも給付型の奨学金を受け取る前の金額です。
実際には大学に通うほとんどの学生は何らかの給付型奨学金(スカラシップ)を大学から受け取っています。

これは市販の本ではなかなか書かれていない事だと思います。
そこで今回は各大学の奨学金についてもわかる範囲で紹介していければと考えております。

奨学金制度

BrownUniversityには留学生向けの奨学金, 学資援助が存在します。

しかしながらブラウン大学の場合は経済援助が必要な方に奨学金を支給する形で優秀な留学生に向けてメリット型の奨学金を給付するような仕組みがHPを見た感じですと存在していません。

実際にブラウン大学のHPには以下のように書かれています。

  • Financial aid is need based.
  • Brown University does not offer any merit awards.

ですので家庭の経済状況があまり良くない留学生は受け入れずに、お金を持っている留学生を受け入れているというのがブラウン大学の現状ではないでしょうか。

 

どれくらいの経済支援を受けれるかは詳しく書かれていませんでしたがブラウン大学の場合は入学申し込み(願書提出)時に奨学金の申し込みも一緒にしないといけないようです。

 

また、入学時に奨学金を受け取っていなかったが、家庭の経済状況が急に悪くなり経済支援的な奨学金が必要となってもブラウン大学は奨学金の申し込みを受け付けていないようです。
ですので願書提出時に必ず必要な書類を揃えた上でFinancial aidsに申し込むようにしてください。

追記)

ブラウン大学の平均奨学金給付金額についての記載を発見しました。

ブラウン大学のFinancial aidのページによりますと

2022年度卒業予定の生徒(2018-19年に入学した生徒)のうち

  • 43%の生徒が何らかの奨学金のオファーがあり
  • 奨学金の平均給与金額は$50,108

とのことです。

 

もし仮にブラウン大学に入学したいという方でお金に困っている方は一度UNIQLOの柳井氏が創設した柳井正財団海外奨学金に申し込んでみてください。

年間7万ドル(780万円)を上限に最高4年間、給付型奨学金を受け取ることが可能です。

Columbia University(コロンビア大学)

コロンビア大学はバラク・オバマ元アメリカ大統領の母校としても有名で、在学生が30,000名を超える大型の総合私立大学です。
(大学院生が20,000人ほどといった少し特殊な学生比)

大学はニューヨーク州のマンハッタン、大都会に位置しています。
(アメリカの大学は大抵ド田舎にあるのでコロンビア大学は少し珍しいです。)

コロンビア大学の特徴として一つあげるとすれば留学生の多さではないでしょうか。

アメリカにある大学の中でも3番目に留学生が多い大学です。

コロンビア大学のHPによりますと、2018年度に入学した学部生のうち16%が海外から来た留学生で69の国からコロンビア大学に入学しています。

このようにい色々なバックグラウンドを持った学生と共に学び、多角的な視野を持てるという点はコロンビア大学の魅力ではないでしょうか。

学費とその他費用

学費とその他の費用についてみていきましょう。

2018-19年の学部生(Undergraduate)の学費は以下の通りです。
(詳しくはコロンビア大学のHPでご覧になれます。)

学費は1セメスターで$28,304(314万円)にStudent Life Feeと大学施設などの費用で各セメスターあたり$850(9万4000円)が最低でも必要になります。

寮費や食費についてはプランや場所によって変化するとのことなのでVariesと表記させていただいております。
他にも大学指定の保険に加入した場合は追加で1セメスターあたり$561 (\62,000)が必要です。

仮に大学の食事(ミールプラン)を入学初年度のプランで大学の食堂でほとんど食事を済ませたい方向けのPlan1というものを選んだとします。
(プランの詳細は上のリンクから確認できます。)

その場合ですとミールプランは1セメスターで$2802(¥311,000)かかります。

次に寮費について。

今回は大学の寮に住むと仮定します。
その場合、1年目の寮費は1年間で$8,412 (\93,3000)になります。

 

これらの食費と寮費を全て足して日本円に換算した場合が以下の表です。

保険も仮にコロンビア大学指定のものにした場合、各セメスターの合計費用は約460万円、1年間で920万円ほどになります。

さらに2年目からは寮が変わり、寮費が10万程度あがります

このあたりも注意は必要です。

奨学金制度

コロンビア大学は留学生やアメリカ人に関係なく奨学金を給付しています。

これはブラウン大学とは少し違う点ではないでしょうか。
実際にコロンビア大学のHPには以下のように書かれています。

Columbia admits a large number of international students who apply for and receive a substantial amount of financial aid. We guarantee to meet 100% of all admitted first-year students’ demonstrated financial need for all four years, regardless of citizenship.
(cited from: International Student Financial Aid )

簡単に翻訳すると、
「コロンビア大学は市民権(アメリカの市民権)に関係なくコロンビア大学に1年生として入学してくる学生で、経済支援が必要な生徒には4年間の奨学金を100%保証します。」

といった具合になります。

では留学生はどれくらいの奨学金をもらっているのか?

コロンビア大学のHPには以下のように書かれています。

The average award for international students who apply for and receive financial aid is $66,350.

(cited from: International Student Financial Aid )

留学生は平均$66,350(736万円)の奨学金を受け取っているとのことです。

コロンビア大学によると1年間にかかる学費やその他の費用の合計は$77,411(860万円)です。
ですので仮に留学生が受け取る平均の奨学金$66,350(756万円)を受け取れた場合、実際にコロンビア大学に支払う金額は1年あたり123万円です。

この金額は寮費や食費も全て含んでおります。

アメリカの大学の授業料は高いとよく言われていますが実際に奨学金を貰えた場合には日本の私立大学よりも格安であり、下宿した費用を含めた場合は日本の国公立大よりもアメリカの大学の方が安くなる場合もあります。

Cornell University(コーネル大学)

コーネル大学は1865年に創設された私立大学です。

世界の大学ランキング2018では世界19位の超エリート大学になります。
(東京大学は46位)

大学自体はニューヨーク州にありますがド田舎です。
ニューヨーク・シティのマンハッタンまでは車で4時間もかかります。。

勉強するには打ってつけの場所と言えるかもしれませんが。

2018年度の生徒数は21,904人。
そのうち留学生は全体の23%を占めます。
(学部生に限ると11%)

国際色豊かな大学ですね。

学費とその他費用

 

コーネル大学の学費とその他費用は以下の通り。

寮費(部屋代)と食費はコーネル大学の最安値のプランにした場合の値段になります。

またこの中には保険の費用は含まれていません。

 

次に円に換算した場合の学費とその他費用です。

1セメスターあたりの費用は約392万円、1年間でやく794万円です。

何度も言いますが、これはあくまでも奨学金を支給される前の金額です。
実際にこの満額を払う人はほぼ皆無で、他の奨学金をより支給してくれる大学に行くのが一般的です。

他に保険代をいれると年間で800万円はこえますね。

教科書代は工夫次第で年間8万円程に下げることも可能です。

奨学金制度

奨学金制度についても見ていきます。

コーネル大学の奨学金制度は留学生も対象の範囲内になっています。
しかしながら、

Cornell offers financial aid to meet the needs of U.S. citizens and eligible non-citizens, and has a limited amount of aid for international students.

cited from: Out-of-State Residents

とあるように留学生向けの経済的な奨学金の支援は制限があるようです。

 

ちなみにコーネル大学のFinancial aidのページには以下のように書かれています。

We offered more than $239 million in grants in 2017, defraying tuition and living costs for undergraduate students with financial need. The average Cornell grant award for a first-year student in the Class of 2021 was $40,686, and as high as $76,997.

2017-18年度の平均の奨学金給付金額は$40,686でした。

 

一応、コーネル大学のHPに親の収入からどれくらいの奨学金がもらえるのかどうか計算できるページがあったので試しに使用してみました。

  • 両親の収入は$120,000 (約1300万円)
  • 兄弟なし
  • 現在高校3年生

とした場合の結果が以下の通りです。

 

あくまでも仮の数字にはなりますが、留学生でもコーネル大学から給付型奨学金$50,209(558万円)を受け取れ、1年間の学費やその他費用は$22,545 (250万円)ということになります。

学費は50万円程で生活費や保険代で年間200万円ほどかかるといった方が良いかも知れません。

日本に私立大学に地方から上京して通っている場合と同じくらいの費用ですね。

あくまでも仮の計算になりますが、自分の家庭環境の場合どれくらい奨学金がもらえるのか気になる方は一度コーネル大学のFinancial Aid Calculatorを使用してみてください。

Dartmouth College(ダートマス大学)

ダートマス大学はもしかするとIvy league(アイビーリーグ)の中でも日本人にとってはあまり馴染みのない大学かもしれません。

以前、MLB(大リーグ)のジェネラルマネージャー職についている方の30名の出身大学を調べたことがあったのですが、ダートマス大学出身のGMは2名いました。
(ハーバード大学は5名)

ですのでアメリカ国内においてはダートマス大学出身者は大きなコネクションが存在していることは間違いないでしょう。

ダートマス大学は他のIvy leagueの大学と比較した際、あまり多くの生徒はいません。
生徒数は約6,400人程度で学部生は4000人ほどになります。

ちなみにダートマス大学は入学に関するデータを公開しています

そのデータによると、

2018年度

  • 出願者数:22,033
  • 合格者数:1,925(その内入学した者は1,169人)
  • 合格率:8.7% (倍率11.45倍)
  • 留学生:13%

とのことです。

やはりIvy leagueということもあって合格するのは至難の業ですね。

学費とその他費用

ダートマス大学の学費や寮費、食費は以下の通り。

学費は他のIvy leagueの大学とほぼ一緒ですが少しだけ安いです。

寮費や食費は大学のHPには正確な数字が書かれていたので、部屋の大きさによって値段が変わることはないのかな、と思います。
(詳しくはFinancial Aid Cost of Attendanceで確認できます。)

次に円に換算した場合のデータはこちら。

教科書代はあくまでも目安の数字になります。
中古本で格安に教科書が出に入る場合は各セメスター3万円くらいに抑えれる事はできるのではないでしょうか。

ここには書いていませんがもちろん保険代も必要です。
ダートマス大学指定の保険ですと1年間に$3,073 (\341,287)も必要になるので、指定の保険を全てカバーできるプランが日本の保険会社にあるのであればそちらを契約した方が安く済みます。
(あとは日本の留学保険の場合は旅行時にも保険を適用できるメリットあり。)

奨学金制度

ダートマス大学の奨学金についての実績はHPに書かれてあります。

Scholarship Profile

  • Financial Aid Recipients: 50%
  • Pell Eligible: 15%
  • Low-Income Households: 18%
  • Average Need-Based Grant: $51,859
  • Total Scholarships Offered: $27.8 million

cited from: “Class Profile & Testing” Dartmouth College

上のものを簡単に翻訳すると、

2018年度に学生にオファーした奨学金(スカラシップ)の合計は$27.8M (30.9億円)。

また経済援助型の奨学金(支給型)を受けた生徒は50%で、平均の奨学金支給額(給付型)は$51,859(576万円)でした。

ということは仮に奨学金を学生の平均分もらえたとした場合、

1年間の費用:$72,968 ( – ) 平均の奨学金給与額:$51,859 = $21,109

となります。

従って1年間に支払う実質の学費とその他費用は$21,109(234万円)ということになります。

もちろんこれはあくまでも平均的な数字です。
高校でのリーダーシップ経験や成績、エッセイなどが良ければ親の収入が同じであっても支給型奨学金のオファー額は変わってきます。

あくまでも参考程度の数字として考えてください。

 

ちなみにダートマス大学にはいくつかのスカラシップがあります

その一つがDartmouth Scholarshipsというものでこちらは$1,000~$50,000の範囲で家庭の経済状況に応じて支給されます。

その他にもDartmouth Endowed Scholarshipsと呼ばれる750以上のスカラシップ基金があるみたいなのでダートマス大学に申し込んだ際には恐らく給付型奨学金のオフォーはあるでしょう。

 

Harvard University(ハーバード大学)

ハーバード大学はおそらく日本人の方でもほぼ殆どの人が知っているであろうアメリカの名門大学です。

世界ランキングでTOP10には必ず入っていますし、ハーバード大学卒の著名人は沢山います。

ハーバード大学のビジネススクール卒業生でいうと楽天の三木谷社長、DeNAの代表取締役である南場智子氏などが挙げられます。

ハーバード大学の創設は1636年で、これはアメリカ最古の高等教育機関といわれています。

Undergraduate(学部)はHarvard Collegeと呼ばれており、学部生の数は6,699人です。

今までに48人もの方がノーベル賞を受賞しています。
(日本人のノーベル賞受賞者数は22人 2018年現在)

学費とその他費用

ハーバード大学の学費について見ていきましょう。

今回はHarvard College (学部)の費用です。

学費は他のIvy leagueの大学よりも安いですね。

食費や寮費も含めると$71,650くらいはかかります。

ここには書いていませんがハーバード大学の保険費用は年間$3,364 (for 2018-19)もかかります。

 

日本円換算の表も載せておきます。

ちなみに2017-18年度に比べて2018-19年度は授業料が$1350(15万円)、他の費用をあわせると$2,050(23万円)も値上がりしています。

おそらく今後も毎年授業料は値上がりしていくでしょう。

奨学金制度

ハーバード大学は奨学金制度が充実していることで有名です。

実際にハーバード大学の公式サイトにも以下のように書かれています。

in fact, approximately 70 percent of Harvard students receive some form of financial aid.

cited from: “Tuition and Expenses” harvard College

このようにハーバード大学に在籍する生徒の70%が何らかの奨学金を受け取っているということがわかります。

ちなみに先ほど文には続きがあります。

…and more than 50 percent receive need–based scholarships and pay an average of $12,000 per year. Twenty percent of parents pay nothing.”

cited from: Covering 100% of Your Demonstrated Need

学生の半分は経済的理由の給付型奨学金を受け取っており、その平均金額は年$12,000 (133万円)です。

また何と20%の家庭は授業料が全額免除になっています。

凄いですね。

ちなみにハーバード大学も自分の家庭環境から、どれくらいの奨学金を受け取れるか計算してみることができます。
Net Price Calculator

コーネル大学で計算した時と同じ条件(両親の年収が$120,000&兄弟無し)で計算してみたいと思います。

その結果がこちら。

めちゃくちゃざっくりし過ぎているんですが上のような感じになりました。

貰える推定の給付型奨学金の合計は$63,400(704万円)で実際に支払う費用は$11,650(129万円)のみです。

よく、ハーバード大学は学費が高いと耳にしますが実際には寮費や食費も合わせて200万円にも満たない場合があるということをこちらで認識していただければと思います。

 

University of Pennsylvania(ペンシルバニア大学)

ペンシルバニア大学は名前からは一見、州立大学のように思えますが私立大学です。

世界の大学ランキングではハーバード大学同様にTOP10常連の超名門大学です。
(日本人にはあまり知られていませんが。。)

皆さんご存知のベンジャミン・フランクリンが創設者の一人として知られています。

ペンシルバニア大学の2017年度における出願者と合格者の数字は以下の通り。

  • 出願者:40,413
  • 合格者:3,757
  • 合格者:9.7%

出典:”Facts” University of Pennsylvania

倍率でいうと10.76倍の超絶難関大学ですね。
(日本みたいに前期に1つの大学にしか受けれない、というシステムではないので大抵は3~5校に出願します。)

学部生の数は2017年度当時で10,496人でした。

ペンシルバニア大学の学費とその他費用

 

以下がペンシルバニア大学の学費や寮費です。

その他の費用には保険代は含まれていません。

学費を日本円に換算すると年間540万円ほどになります。

ペンシルバニア大学ではOn CampusかOff Campus、つまり大学内の寮か大学の外の物件の2つの料金が記載されていました。

それによるとHousing(家代)がOff Campus(寮以外の住まい)の方が$849ほど安いです。
日本円ですとだいたい9万円ほど年間で安くなります。

ペンシルバニア大学の奨学金制度

ペンシルバニア大学のHPには以下のように書かれています。

Like other Ivy League schools, Penn does not award scholarships based on academic or athletic merit. Penn is committed to meeting your full determined need for eight academic semesters with grand-based aid.

To be eligible for assistance from any of the following federal aid programs, you must file a FAFSA, make satisfactory academic progress, not be in default on a Federal loan, or owe a refund on a Federal Pell Grant or Federal Supplemental Educational Opportunity Grant (FSEOG). To be eligible for institutional funds, you must complete a CSS Profile and the Penn Financial Aid Supplement (PFAS), as well as submit the required federal income tax return information.

cited from: “Grants and Scholarships” University of Pennsylvania

簡単に要約しますと、
ペンシルバニア大学は他のIvyリーグの大学と同様に、学業やスポーツが優秀だという理由で給付型奨学金は支給しませんよ。経済的に必要なしょうがくきんを8セメスター分(4年間分)給付します、

といった感じです。

FAFSAはアメリカの学生を対象とした奨学金制度ですので留学生は利用できません。

ペンシルバニア大学のHPを見た感じですと、留学生がもらえそうな奨学金は以下の通りです。

  • Penn Grant
  • University Named Scholarships
  • Maguire Scholarship
  • Outside Scholarships

実際にペンシルバニア大学の留学生対象の奨学金制度の説明によると、$10M(11億円ほど)もの奨学金がアメリカ、カナダ、メキシコ人以外の留学生のために用意されているようです

 

残念ながらペンシルバニア大学のサイトには留学生がどれくらい奨学金を平均で得ているのか書かれていませんでした。
しかし年間の留学生を対象とした奨学金の予算が11億円ほどあるので最低でも300万円ほどの奨学金は貰えるのではないかと思います。
(あくまでも個人的な考えです。)

追記)

ペンシルバニア大学のFinancial aidのページで平均の奨学金給付金額がわかりました。

それによると2017年度は

  • 平均の奨学金オファー額:$50,171 (550万円)
  • 家族の年収が$40,000(440万円)以下の生徒は授業料、寮費、食費が全て無料
  • 家族の年収が$75,000(822万円)以下の生徒は授業料と寮費が無料
  • 家族の年収が$75,000から$140,000の生徒は授業料が無料の場合も

 

 

ちなみにペンシルバニア大学も他の一部大学と同様にどれくらいの学費を払う必要があるのか計算できるページがあります。

(留学生は計算できませんでした。)

 

ちなみに2018年度は奨学金の申し込みの締め切り日が2月4日まででした。

Princeton University (プリンストン大学)

プリンストン大学はダートマス大学と同様に少し小さな大学で学部生の数は5,000人ほどです。

アメリカの大統領を過去に2名だした超名門校ですね。

さらに上のように2019年のUS Newsのランキングでは3つの部門でランキング1位に輝いており、アメリカでも超名門校の一つと言えるでしょう。

少し珍しい点として、プリンストン大学に所属する学生の98%はキャンパス内の寮に住んでいるという点が挙げられます。

プリンストン大学の学費とその他の費用

プリンストン大学の学費、寮費、食費は以下の通りです。(2019年度)

寮費が他の大学と同様に少し高いように思えますね。

 

日本円換算にすると以下の通り。

やはり超名門校になると学費が年間800万円以上もかかってしまいますね。

ですが、何度もいいますがこれはあくまでも奨学金をもらう前の金額です。

この額を満額支払っている人はほぼいないのであまり気にしないでください。

プリンストン大学の奨学金制度

プリンストン大学ではアメリカ人の学生と同様にプリンストン大学のファイナンシャルエイドを受けることができます。

メリット型ではなく、あくまでも経済的支援としての奨学金になります。

 

プリンストン大学のHPによるデータでは

  • 60%の学部生が何らかの経済的奨学金を受け取っている
  • 2018-19年度では3100人を超える学部生が約$173M(190億円)の奨学金を受け取っている
  • 2018年秋に入学した生徒の平均の奨学金は$53,100(582万円)
  • 両親の年収が約700万円いかの学生は学費とその他費用のの全てを奨学金でカバー(実質無料)

from: “Financial Aid by the Numbers” Princeton University

 

このようにみてみると仮に平均の奨学金オファー金額582万円を受け取れた場合、実質支払う金額は寮費と食費などの計200万円ほどになります。

Yale University(イェール大学)

アメリカのコネチカット州にあるイェール大学ですが、大学の創設はなんと1701年です。

イェール大学の歴史を語り始めると長くなってしまうので割愛させていただきますが、歴史ある超名門校大学の1つです。

Top University Rankingというサイトの世界大学ランキング2019では世界15位にThe World University Ranking 2019では世界8位にランクインしています。

Ivy leagueと日本の大学ランキング(The World University Ranking 2019)

6位:ハーバード大学
7位:プリンストン大学
8位:イェール大学
12位:ペンシルバニア大学
16位:コロンビア大学
19位:コーネル大学
42位:東京大学
53位:ブラウン大学
65位:京都大学
99位:ダートマス大学

学部生の数は5,453人(2019年現在)で大学院の生徒を合わせると世界118か国から生徒がイェール大学にきて勉強、研究をしているそうです。

このことからもイェール大学は留学生を多く受け入れているといえるでしょう。

イェール大学の学費とその他の費用

イェール大学の学費とその他の費用です。

これはあくまでも奨学金が給付(オファー)される前の金額ですので参考程度に見てください。

上の金額は必須の費用です。

その他にオプションでイェール大学が提供する保険($2,402)などがあります。
保険は個人的には日本の会社が提供している留学保険に入るほうが良いのかなとは思います。

 

日本円に換算した場合は以下の通り。

奨学金が仮に給付されない場合は年間760万円ということになります。
(奨学金が給付されない大学には行く必要なんかないですけどね。。)

イェール大学の奨学金制度

イェール大学も他のIvy leagueの大学と同様に奨学金制度が充実しています。

以下はイェール大学の “Yale Fact“に書かれていたものです。

Undergraduate Financial Aid 2015-16

All scholarships and grants are awarded on the basis of demonstrated financial need.

# of students who received scholarships/grants (from Yale sources): 2,765 (50.2%)
Average need-based scholarships/grants from all sources: $48,294
Average need-based scholarships/grants from Yale sources: $45,016
Range of individual scholarships/grants from Yale sources: $500-$72,000

 

上のデータは2015-16年度のデータということは注意が必要ですが多くの生徒が経済的支援ベースの給付型奨学金を受け取っています。

以下は翻訳したもの

  • イェール大学から経済的支援ベースの奨学金を受け取った生徒は2,765人(50.2%)
  • イェール大学の予算からの平均奨学金給付金額は$45,016(493万円)
  • 奨学金給付の最大と最低金額の範囲:$500-$72,000 (5万4千円~789万円)

 

このように、イェール大学の生徒の半数以上は何らかの給付型奨学金受け取っており、平均の奨学金給付金額は493万円にものぼります。

2018-19年の学費が585万円ですので実質支払う学費は92万円ほどになります。

その他の寮費や食費はもちろんかかりますが、地方から都心部の私立大学(慶応や早稲田)に通っていることと同じ程度の金額だと言えます。

 

追記)
Yale UniversityのAdmissionsには2018-19年度における平均の奨学金給付額(学部生対象)は$52,743(578万円)でした。

つまり平均の奨学金を受け取ることができた場合、イェール大学の一年間の学費はほぼ無料(7万円)でOKということになります。

Ivy leagueの奨学金給付前と給付後の学費

最後にIvy leagueの大学における奨学金給付前と給付後の学費についてまとめておきたいと思います。

ここでは、平均の奨学金給付金額がわからなかった大学もありますが一応まとめておきたいと思います。

また、今回は授業料(Tuition)だけを見ていきます。
その他の費用(寮費や食費)については幅があるので今回は計算の対象外にさせていただきます。
(寮費と食費は年間150~200万円ほどかかります。詳細は上述されている各大学の学費とその他の費用をみてください。)

奨学金給付前のIvy league大学の授業料

まずは、奨学金が給付される前の授業料の金額です。(2018-19年度)

一番安い授業料でハーバード大学の508万円でした。

高いところですと1年間の授業料が600万円をこえるところもありますね。

(為替レートは$1=¥109.54で計算しています。
ですのでブラウン大学の授業料などは少し上述させていただいた金額よりも安くなっています。)

さすがに超名門校でD1の大学スポーツを持つだけあって授業料は高いです。

この金額でも半数ほどの生徒が奨学金の給付なしでも通っているのですから驚きです。

ちなみに私が通っていた私立大学の授業料は奨学金の給付前で約350万円です。
(私立大学は州立大学に比べて学費は高いですが奨学金制度が留学生対象のところも多いので実際は州立大学よりも私立大学の方が安く通うことが可能)

奨学金給付後のIvy league大学の授業料

次に、奨学金が給付された後の授業料について見ていきたいと思います。

多くの日本人の方は奨学金が給付される前の授業料を見て「アメリカの大学は高い!」と思っていますが実際は想像よりも安いです。

この奨学金が給付された後の授業料(授業料ー給付型奨学金)をみてアメリカの名門校の授業料につてい判断していただけれと思います。

 

以下が各大学がオファーしている平均の奨学金給付後の授業料です。
(差額という部分が奨学金給付後の授業料です。)
計算機という部分は自分の家庭環境や収入ではどのくらいの奨学金が貰えるのかという計算できる機能を用いた際にでた金額です。
ここでの条件は両親の年収が$120,000(1300万円)&兄弟無しの場合です

 

赤字になっている部分は奨学金の給付金額が授業料よりも多かった大学です。

つまり赤字の大学は食費や寮費も一部免除されているということになります。

 

少し見にくいので大学が公表している平均の奨学金を授業料から引いた金額だけをまとめてみました。

(赤字は奨学金が授業料よりも多いので実質無料)

みていただけるとわかりますが実質の授業料は日本の大学と殆ど変わりません。

むしろ平均の奨学金オファーがあれば安いくらいですね。

仮にコーネル大学とハーバード大学の奨学金オファーが計算機での額であった場合、授業料が一番高い大学でイェール大学の92万円ほどになります。

計算機はある家庭環境を元に奨学金のオファー額の目安を算出するもの。ここでは両親の年収が$120,000(1300万円)&兄弟無しの場合で計算)

仮に計算機のものを使用した場合、アイビーリーグの各大学の授業料は平均の奨学金オファー後ですと、26万円程になり、実質授業料が無料の大学が4校になります。

 

このように、アメリカの大学は奨学金オファーが平均額ほどあれば授業料は日本の国公立大よりも低い金額です。

さらに日本の企業や財団が給付型奨学金のオファーをしているところも数多くあります。

有名なところで言いますと、UNIQLOの柳井氏が創設した柳井正財団海外奨学金があります。

この財団の奨学金制度の申請が通った場合、年間7万ドル(780万円)を上限に最高4年間、給付型奨学金を受け取ることが可能です。

 

このようIvy leagueの大学では奨学金制度が充実しているので実際の授業料は100万円を割っていることがほとんどです。

このあたりを今回の記事でご理解していただければ幸いです。

何か質問がございましたらコメントまでお願い致します。
(メールでの返信も可能です。)

コメント

  1. Sotaro より:

    プリンストン大学は、親の年収が700万円以下だと学費全額免除とかいてありますが、それは留学生にも共通しているのでしょうか。

    • Asshi より:

      Sotaroさん
      コメントありがとうございます!

      先ほど再度調べてみました。
      以下がプリンストンの公式HPになっていたものです。
      “Princeton admission is need-blind — there is no disadvantage in the admission process for financial aid applicants. … Princeton is one of a handful of universities that applies the same policy to international students. Princeton’s financial aid program is recognized as one of the most generous in the country” (https://admission.princeton.edu/cost-aid).

      詳しくは上のURLでみてください。
      (スマホからの返信なので見づらかいかもしれません。。)

      上述にある通り、プリンストンは留学生にも平等にファイナンシャルエイドを行うと書いてあるので恐らくは年収$65,000以下の家庭は学費や寮費が免除になるはずです。

      心配であればプリンストンに直接メールしていただければ返信してもらえると思います^^

  2. 奥山あつこ より:

    こんにちは アメリカの学生だけにニードブラインド制を設けている大学はデュアルシチズンシップ(アメリカ.日本)の学生も対象でしょうか?

    ニードセンシティブ制の大学は奨学金を不要とする方が優遇され、親の収入が少ない場合はハードルが高くなるというのは本当でしょうか?
    それぞれ教えてください。宜しくお願い致します。

    • Asshi より:

      コメントしていただきありがとうございます。

      良い質問であり、難しい質問ですね。。

      Need Blind制について、
      Top Universitiesというサイトによると、
      アメリカのcitizenshipを持っている外国籍の方も対象者に含む場合もありますし、
      アメリカ国籍の方のみが対象になる場合があるようです。

      上記のように、大学によって対象範囲は変わってくるため、
      希望大学のHPに行き、調べる必要がありますね。

      2つ目の質問、Neew Aware制の大学の場合、
      質問された内容の通り、経済面で他の学生よりも評価が低くなると思います。
      ですが、あくまでも幾つかある評価指標のうちの1つで、
      他の項目(学力、リーダーシップなど)で他の学生よりも突出した能力があれば大丈夫と個人としては思っています。

      経済面だけで不合格になることはありません。

      以上、よろしくお願いいたします。