イギリスをはじめとしたアメリカやオーストラリアに留学しようと考えている人は多いかと思います。
留学をする際にTOEFLやIELTSといった英語のテストを受ける必要があります。
私も留学をする際に色々と英語の勉強をして自分自身最も効率の良い英語の勉強法を見つけてきました。
今回はアメリカ英語のTOEFLではなく、ブリティッシュ英語のIELTS用のリスニング力をどのように短期間で向上させるかについての方法を紹介させていただきます。
イギリス英語とアメリカ英語は違う
リスニング力UPの方法を紹介する前に前提条件としてTOEFLとIELTSでは英語の訛りが違うということを知っている必要があります。
英語をすでに学習している人はわかると思いますがイギリスの英語とアメリカの英語は全然違います。
私がアメリカの大学に通っていた際にアメリカ人の彼女とイギリスの映画を視聴することがありました。その時、アメリカ人の彼女はブリティッシュ英語が全く理解できずに途中で字幕付きに変更していました。。
このようにアメリカ人の英語ネイティブでさえ、ブリティッシュ英語は難しいようです。ですので、TOEFLを今まで勉強してきた人は再度ブリティッシュ英語を理解する必要があります。
一番わかりやすい例でいうと “can”の発音の違いが有名です。
アメリカ英語では「キャン」に近い発音に対して、ブリティッシュ英語は「カン」といったような発音をします。
canの発音の違いはこちらで確認できます。
一応ですが以下の動画を視聴してブリティッシュ英語を聞いてみてください。
これに違和感がある人はブリティッシュ英語に耳が慣れていない証拠です。
IELTSのテストが近い人は早急にブリティッシュ英語のリスニング向上に努める必要があります。
ブリティッシュ英語に触れる機会を増やす
一番重要なことはブリティッシュ英語に慣れるということに尽きます。
語学の向上に近道はありません。
こうすれば早く語学力が上がる!という風に書いてあるサイトもありますが、結局はどれだけ語学を学んでいる人がその学んでいる言語に触れている時間が長いかが重要になってきます。
IELTSを勉強するのであればただ英語を毎日聞く、ということは絶対にやめてください。
アメリカ英語とブリティッシュ英語では全く違います。
標準語と関西弁(東北の訛り)くらいイントネーションが違います。。
ブリティッシュ英語に触れる機会を増やす方法として3つの方法があげられます。
IELTS公式本のリスニングセクション
まずは、IELTSの公式本や参考書のリスニングセクションを聞くという方法です。
実際のIELTSの参考書では勿論ですがブリティッシュ英語を使用しています。
ですので、IELTS参考書を使用してブリティッシュ英語に耳を慣らしていくことが良いでしょう。
個人的にオススメのIELTS参考書はこちらです。
この本のオススメはなんといっても日本語の解説があるところですね。
問題は合計4回分しかないので、量をこなしたい人には向いていませんが、リスニングの練習だけであれば、4回分のリスニング問題で十分です。
むしろ4回分のリスニング問題さえあればリスニング力は劇的に向上することができるでしょう。
その方法については後程説明します。
セリフを丸暗記
ブリティッシュ英語に触れる機会を増やすことは大切ですが、機械が増えればリスニング力が上がるということはありません。
ここを勘違いをしている人が多いです。
はっきりと言ってしまいますが、スピードラーニングのような聞き流しで英語のリスニング力は上がりません。
しっかりと何と言っているのかを意識して聞く必要があります。
特に普段アメリカ英語に聞きなれている人にとっては聞き流すだけでリスニング力が直ぐにあがることはありません。
ではどのようにリスニング力をあげるのか?
それは短い文章(セリフ)を丸暗記していくという勉強方法を徹底的にしていくことです。
例えば、イギリスで有名なドラマの一つである「Peep Show」の公式YouTubeを使用することも一つの手です。
Peep Showの上の動画は約3分という短い動画なので何度も繰り返し視聴することが可能です。
さらにありがたいことにPeep Showの公式チャンネルでは字幕もつけることができるので何と言っているかも理解することができ、セリフも丸暗記しやすいです。
よく、「海外のドラマを視聴して英語を覚えた」という方もいますが、60分のドラマを字幕付きで視聴するよりも3分ほどの短い動画を何度も視聴してセリフを丸暗記してしまったほうがリスニング力の向上が圧倒的に早いです。
このように3分ほどの動画を何度も繰り返し視聴してセリフを丸暗記することを10つくらいの動画でしてしまえばリスニング力が劇的にアップしていることが間違いないでしょう。
Peep Showにもいくつかオススメの英国ドラマがあるので気になる人は他のドラマを使用してセリフを丸暗記してみてください。
(個人的オススメは「The Office UK」です。)

シャドーイングで発音を真似る
最後に、セリフを丸暗記するだけでも良いのですが、よりブリティッシュ英語に慣れるために暗記したセリフをシャドーイングしてイントネーションもマネていくことがリスニング力UPの近道です。
ただセリフを暗記しても発音する際にアメリカ英語になってしまっていては意味がないです。
(もちろんリスニング力はアップしますがブリティッシュ英語を勉強している意味がありません。。)
ですので、少し癖の強い俳優のセリフであってもできるだけマネてセリフを言えるようになりましょう。
そのための一歩がシャドーイングです。
このシャドーイングをすることによって、ブリティッシュ英語のリスニング力だけでなくスピーキング力が鍛えられ、IELTSのスピーキングにも生きてきます。
おそらく、セリフの丸暗記とイントネーション毎セリフを完璧に話せるようになればスピーキング部門で7.0をGETできることも容易ではないでしょうか?
一つの動画を徹底的に勉強
上述したように、IELTS及びブリティッシュ英語のリスニング力を上げるには
- ブリティッシュ英語に慣れる
- セリフを丸暗記
- セリフのイントネーションを真似てスピーキング可能
といったステップをしっかりと踏むことが大切です。
このセリフについてはIELTS参考書のリスニング部門の問題を丸暗記しても良いですし、YouTubeに上がっている公式チャンネルの動画を教材にしてもかまいません。
重要なのは1つの動画や問題を徹底的に勉強して、完璧にセリフを丸暗記してスラスラ言えるようにしてください。
それさえできればイギリス英語を聞き取れることが直ぐにできるようになるでしょう。
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