フロリダ銃乱射事件から考えるアメリカと他国の銃規制の認識の違い 大学の米人に聞き込み調査を実施

アメリカ留学

つい先日にアメリカのフロリダにある高校で銃乱射が起こり17名以上の死者が出たという事件がありました。

 

つい先日にラスベガスで起こった銃乱射事件があったばかりですがまた、アメリカで銃乱射事件が起こってしまいました。。

Los Angeles Timesによると、死者数はアメリカで起こった銃乱射事件の中でも歴代8位(ワースト8位)を記録しています。

もしかするともう少し死者数が増える可能可能性があります。

 

さらに先ほどのLos Angeles Timesがツイートしたチャートを見てみると、歴代銃乱射事件のワースト10のうち、6件が2012年以降に起きています。

さらにワースト5件のうち4件は2012年移行、3位のVA工科の銃乱射事件も2007年とワースト5は過去10年ほどに起こった事件です。

 

それにも関わらず、アメリカでは何故銃の規制が行われないのか?

日本人からしたら不思議で仕方ない問題です。

では実際にアメリカ人の多くはどのように銃乱射事件を通して銃の在り方についてどのように思っているのかについてアメリカ人のルームメイトや大学の友人に聞いてみました

 

またLyftでのフランス人の運転手と銃について話す機会があったので、それについても共有したいと思います。

 

1. ルームメイト

 

まずはルームメイトのアメリカ人大学生に聞いてみました。

 

結論から言うと、銃はアメリカ社会に必要だそうです

 

彼の言い分はこうです。

「もう既にアメリカでは銃の入手は困難であり、例え今更銃の規制をしたところで意味がな い。例え州や政府が銃規制をしたところで違法で簡単に銃は手に入るだろう。

帰省したところでメキシコから未だに不法移民が多く来るように、銃もメキシコから簡単に入手可能。

もし政府が銃を規制したらどうやって一般市民はシューターから身を守れというのか?

警察を待っている間になすすべなく殺されるだけ。

それなら銃規制せずに自分の身を守るために銃の保持を認める方が良いのではないか?」

 

ルームメイトとの話は30分以上続きましたが、だいたいはこのような言い分です。

途中でなぜトランプ大統領がメキシコとの国境に壁を作るという政策が正しいのか、という事についても語っていました。

(今回のフロリダで起きた銃乱射事件の犯人の名前がCruz(クルーズ)でメキシコ系の名雨であったため。)

 

ルームメイトは政府が銃の規制をしたところで違法で入手できる手段は山ほどあり、一般市民が銃乱射事件が起きた際に余計に対抗する手段がないという事を何度も言っていました。

 

結局は銃を持つことが最も効率的に自分の身を守ることができるという発言には納得できませんでしたが、このような彼の意見は少なからずあるという事です。

 

 

彼は銃の所持には厳しい規定があると言っていたので実際に僕が今現在いるノースカロライナ州(以降NC)の銃規制について調べてみました。

NCではフルオート式の武器は州法で禁止されている一方で、ピストルについてはライセンスは必要ないようです。

詳細はこちら

North Carolina Gun Control Laws - FindLaw
Chart providing details of North Carolina Gun Control Laws

 

他の州でも銃規制はあるようですが日本人の僕からするとあってないようなものですね。

 

2. アメリカ人の友人

次にアメリカ人の大学の友達にも同様に銃規制について聞いてみました。

 

彼の言い分はというと、

銃規制が必要なことは間違いないが、NRA(全米ライフル協会)が力を持っている現在では規制は厳しい

という事でした。

彼とのディスカッションを以下に簡単にまとめてみました。

まずはフロリダで起きた銃乱射事件については心が痛い。ついこの前にもテキサスの教会で銃による事件が起きたばかりであるのにまた悲劇が起きてしまった。

個人的には銃規制は必要だと思う。

銃の保持が規制されれば少なからず銃の犯罪は減るはずだ。

しかし、現実を考えると銃規制は厳しいのではないかと感じる。

NRA(全米ライフル協会)が大きな力を持っており、銃規制をすることは難しい。

このような銃乱射事件が何回起こっても銃規制はされないだろう。

NRAは憲法の内容を言い分にすることは間違いない。

しかし、まずは銃規制の議論ができる環境ができることを願う。

そこが銃規制のためのスタートラインだろう。

 

彼とのディスカッションで感じたことはNRA(全米ライフル協会)の力が協力であるということです。

彼は議論の中で何度もNRAについて語っており、いかにNRAが銃規制の邪魔をしているのかについて教えてくれました。

NRA=テロリストであるとも言ってました。

実際、過去10年に歴代ワースト10のうち6件の銃乱射事件が起きているので強ち間違ってはいないでしょう。

NRAが憲法の内容を言い分にすると言っていたことについては以下の文です。

A well regulated militia, being necessary to the security of a free state, the right of the people to keep and bear arms, shall not be infringed.”

From the Second Amendment

簡単に言うと、「武器の所有は市民の権利」であるという事です。

 

つまり、NRAの言い分は銃規制をすることは憲法に記載されている武器の所有する権利を奪うものであるということになります。

 

このように考えていくと、やはり銃規制は必要であるが現実は厳しいというものでした。

後このような銃乱射事件が何回起こっても銃規制はされないだろう。という言葉は重たいものでしたね。

現実と理想の間で板挟みになっているという事がこの言葉からも伝わってきます。。

 

もし銃規制が起こるとすれば、一般のアメリカ人がトランプ大統領の親族を含む銃乱射での殺害事件があった場合だと言っていました。

 

話を聞く限り、銃規制は必要だが現実的には無理だろうとのことです。

 

フランス人の見解

最後にLyft(民間タクシー)を利用した際の運転手であったフランス人のお兄さんの銃に関する見解について聞く機会があったので共有させていただきます。

 

彼はアメリカの銃保持はおかしいと言っていました。

 

彼の体験談を含めた話については以下の通りです。

個人的にアメリカの事は好きだが、銃の事に関してははっきり言って嫌いだ。

これはもちろん個人的な経験が影響しているんだが。。

半年前に来るまで帰宅途中に黒人3人組にいきなり銃で撃たれて2週間ほど生死をさまよった。

3度の手術のかいもあって今では何不自由なく暮らせることができているが自分の経験から銃の規制がないアメリカはおかしい。

フランスでは銃規制が厳しく銃の保持にはライセンスが必要。

以前住んでいたイギリスも同様で銃規制は厳しかった。

なのにアメリカでは銃規制というものはほとんどなく一般市民のほとんどが持っている。

(住宅街を指さし、)このような都会ではないところに住んでいることが信じられない。

僕が襲われたようにいきなり銃を持った不審者が家を襲撃したらどうなるのか?

銃乱射事件が何度も起きているにも関わらず、銃規制を全くしないアメリカはイカレている。

(彼が受けた銃弾後の写真を撮影させていただいたのですがセンシティブなものなので掲載は控えておきます。)

 

運転手のフランス人の男性は都会でいきなり銃で襲撃を受けた経験や何度も銃乱射事件が起きているのにも関わらず銃の規制が全く行われる気配のないアメリカに対してかなり強め口調で批判していました。

 

フランスやイギリス、もちろん日本でも銃規制が厳しき行われているにも関わらず銃規制が全く行われないアメリカはおかしいというのが彼の言い分です。

 

これについては日本人が感じるアメリカの銃規制に対する取り組みに対する違和感と通じるところがありますね。

やはりアメリカ人とアメリカ人以外では銃規制に関する認識にズレがあるかもしれません。

 

 

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