TOEICのスコアを上げるにあたって英単語学習は必須の項目です。
いくら英会話ができたとしてもTOEICに出てくる頻出単語を知っていないとTOEICのスコアを上げることはできません。
TOEICは英会話スクールで話す英語とは少し違い、専門用語を数多く勉強する必要があります。
専門用語が多い分だけ、単語を覚えれば覚えるほどTOEICのスコアも上がっていくとも言うことができます。
つまり、TOEIC、特にReadingはTOEICに頻出する英単語を覚えてるだけで直ぐにスコアを上げることができます。
この記事ではTOEICのスコアをアップを1か月で劇的に向上することができるオススメの英単語帳をいくつか紹介させていただきます。
TOEICに出てくる英単語の特徴は?
オススメのTOEIC向け英単語帳を紹介する前に、TOEICに頻出する英単語の特徴について知っていただく必要があります。
大学受験のセンターテストを受けた方や私立の大学受験で英語のテストを受けた方は既に英単語を勉強したことがあると思います。
その際に覚えた英単語はTOEICに出てくる単語のベーシックな部分ですが、大学受験で覚えた単語だけではTOEICで高得点を獲得することは厳しいです。
というのも、TOEICに使用される単語は仕事場での同僚とコミュニケーションをとる際に使う単語や、メールのやりとり、社内通達での単語といったビジネスに使用するものばかりです。
つまり、TOEICに頻出する単語はビジネス英語が主流ということになります。
例えば大学受験の際に使用した英単語帳の中に”due”という単語があったかと思います。
大学受験で使用される用法は前置詞的な”due to…”(…のために)というものが多かったと思いますがビジネスでよく使用される”due”は”due to”ではありません。
ビジネスで使用される”due”は「締め切り」というニュアンスであることが多いです。
例えば、
When is the due date? : 締切日はいつ?
It will be due on Friday. : 締め切りは金曜日です。
といった用法で使うことがビジネスの場面では多いです。
このように既に知っている単語であってもビジネスの場面では違う意味を持つことが多いです。
ですので、TOEICのスコアを上げるためにはTOEICに頻出するビジネス英単語を多く扱っている単語帳を使用する必要があります。
*もちろん、大学受験の単語レベル、もしくは最低でも高校受験レベルの単語知識は最低限必要です。
英文の例文が掲載されている単語帳を使用すべき
英単語帳といって世の中には数多くの英単語帳が出版されていますよね。
では、山ほどある単語帳の中からどの単語帳を選べば良いのか?
それは、
「単語の例文が掲載されてある単語帳」
を選ぶべきです。
先ほど例に出した “due”でもあるように様々な場面によって使用方法が違います。
使用される場面や、どのような文脈で単語が使用されるのか理解することでより単語を覚えやすくなります。
実際に、同じ表現でも前後の文脈によって意味が違ってくることがあります。
例えば “I’m good”という表現はよく使われますよね?
How are you?の答えに使ったりします。
「元気です」といったポジティブな意味で使用されることがあります。
しかし、その一方でネガティブな表現で使用されることもあります。
例)誰かが手作りのお菓子を社内で配っていて、自分にもお菓子をプレゼントしてく際の返事
“I’m good. Thank you though.” : 「大丈夫です、でもありがとう。」
英語ではGoodを使用しているので一見ポジティブな意味に見えますが、実際は「結構です」といった断る際の表現としても使われることが多いです。
日本語でも「大丈夫です」には肯定と否定の二つのニュアンスがありますよね。
このように単語だけではわからないような文脈についても英語の例文が掲載されていれば知ることができます。
今回のI’m goodですと後ろのThank you thoughがキーですよね。
否定の単語を入れることによってI’m goodも少しネガティブな雰囲気になっています。
ですので、英単語帳を選ぶ際には英語の例文が掲載されているかどうかを基準にしていただくのも一つの手です。
以下に紹介させていただく英単語帳は全て英語の例文が掲載されているものです。
オススメの英単語帳5選
ここからはTOEICのスコアを600点まで短期間で上げたい方向けのオススメ英単語帳を5つほど紹介させていただきます。
システム英単語TOEICテスト
単語数:1320語
レベル:600~850点くらいまでを網羅
大学受験の際にお世話になったことがある方も多いシステム英単語のTOEICに特化した単語帳です。
このシステム英単語TOEICテストの良いところは実際にTOEICに出てくる単語の中でどの意味が一番出てくるのか?という意味の順番まで配慮されて単語帳が作成されているという点です。
例えば先ほど取り上げたDueでも”due to” (~のために)や “due” (締め切り)といった様々な意味があります。
システム英単語TOEICテストではどの意味が実際に使用されているのかを順番付けて書いてくれてあるので勉強しやすいのではないでしょうか。
また、システム英単語を使用したことがある方はわかると思いますが、英語の例文が実にわかりやすい。
システム英単語の大学受験モノとこのTOEICテスト用の二つさえやっておけば大丈夫といえるくらい中身が良いので、どの単語帳を扱えば良いのかわからないという方はこの単語帳を使用してみてください。
TOEIC(R)TEST必ず☆でる単スピードマスター
単語数:1000
レベル:初心者~TOEIC600点を目指す方向け
2番目にオススメの英単語帳は「TOEIC(R)TEST必ず☆でる単スピードマスター」です。
この単語帳は高校や中学レベルの英単語から勉強しなおしたいというTOEIC初心者の方向けです。
400点、500点、600点とレベルに沿って単語が出題されているので、英語を本格的に勉強しなおそうというTOEIC初心者の方にとっては良い教材かと思います。
さらにこの単語帳があれば、無料でネイティブが英語の例文を発音してくれる音声を無料でダウンロードすることも可能です。
新書版と、コンパクトなサイズですので通勤時間に英語を勉強しなおそうという方はこの単語帳をマスターしてみてください。
ちなみにKindle版もあるのでスマホで勉強も可能。
2週間でマスターできると思います。
キクタンTOEIC TEST SCORE 600
単語数:1120
レベル:TOEIC500~600点を目指す人向け
システム英単語と同様に大学受験でよく使われるキクタンのTOEICに特化した単語帳です。
このシリーズは他に500、600、800、990と点数別に単語帳が販売されており、自分の目標点数にあった単語帳を使用することによって効率的に自分のレベルにあった単語を勉強することができます。
CDが付属されているのでリスニングの勉強を一緒にすることができるのも魅力的ですね。
AmazonのKindle版では紙媒体よりも500円も安くなっているのでKindleをよく使用する人はおススメです。
(Kindleはスマホからでも利用可能)
またAudibleとよばれる音声だけのものは¥0ですので、一度リスニングだけでも無料で試したいな、という方はAudibleの無料体験をしてみてはいかがでしょうか?
TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
単語数:1000
レベル:TOEIC600まで、基礎の単語を勉強したい方向け
TOEIC単語帳で最も売れていて、人気のある単語帳の1つである「金のフレーズ」の基礎固め版がこの「銀のフレーズ」です。
まずは英語の必須単語、すなわち基礎となる単語を勉強したいというTOEICや英語学習の初心者の方にオススメの1冊です。
単語数も1000の内容は
基礎の400語
頻出の300語
必須の200語
発展の100語出典:TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
とまずは基礎の単語を勉強したいという方向けの本であるということがわかります。
発展の100語もそれほど難しい単語ではないのですし、TOEICスコア600を目指す方にとっては勉強しやすい単語帳だと言えますね。
スマートフォンの音声無料アプリにも対応しており、通勤電車で毎日30分勉強するのにも良い教材ではないでしょうか?
TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
TOEICテスト英単語ターゲット1500 新装版: 新形式問題対応
単語数:1500
レベル:500点から800点を狙う方向け
この単語帳は他の単語帳に比べて少し単語の数が多い1500ワーズです。
特徴としては以下のように写真を使用することによって分かりにくいビジネス英語の背景知識を勉強することができます。
この様にビジネスで使われる英語をまとめて紹介してくれている点は他の単語帳にない特徴と言えます。
もちろん、英語の例文や音声もあるので通勤中や通学中に勉強することも可能です。
また、音声もナチュラルスピードとスロースピードの音声2つをダウンロードすることが可能ですのでリスニングを一緒に勉強したいという方はこの単語帳が一番おススメです。
1日100単語は覚えよう
最後に、私が行っている英単語の勉強方法について簡単に紹介させていただきます。
私の勉強方法は
- 1日最低100単語
- 2日目からは前日の100単語+次の50単語
- 3日目は前日の50単語+次の50単語
- 4日目は3日目まで勉強した全200単語+次の50単語
- 5日目は全250単語を総復習
といったような勉強方法です。
私の場合は完璧に覚えようとはせずにできるだけ多くの単語を何度も目を通すように心がけて勉強していました。
1つ1つの単語を完璧に覚える必要はありません。
そのような勉強方法では1000単語覚えるのに3か月くらいかかってしまうかもしてませんし。。
それよりかはできるだけインプットとアウトプットの回数を増やして何度も目を通すことによって身体に単語を染み込ませるという感じで勉強した方が早く覚えれると思っています。
キーポイントはできるだけ覚えたての単語をアウトプットしていく事です。
ルー大柴さんのように日本語でいう単語をあえて覚えたての英単語で言うようにしてみると身につくのも早いです。
上司のことを”Boss”といったり”Supervisor”といったりするのが一例です。
これはあくまでも私の勉強方法ですが短期間で英単語を覚えようと考えている人は参考にしてみてください。
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