プロスポーツの平均年俸について調べる機会があったので今回は各スポーツの平均年俸について書いていきます。
データは2016年度の「Global Sport Salary Survay」を基にしています。
世界TOP10
まず初めにプロスポーツ界における平均年俸TOP10について見ていきましょう。
($1=¥109で計算)
Rank リーグ 国 年俸(円) 1 NBA USA/Canada ¥701,489,438 2 MLB USA/Canada ¥481,627,184 3 IPL India ¥425,856,883 4 EPL England/Wales ¥353,315,390 5 NHL USA/Canada ¥320,140,426 6 NFL USA ¥267,805,773 7 La LIGA Spain ¥179,578,550 8 SERIE A Italy ¥160,210,506 9 BUNDESLIGA Germany ¥150,679,127 10 LIGUE 1 France ¥105,564,417
TOP1:NBA(アメリカ)
ランキング1位はNBAでした。
2016年度の平均年俸がなんと7億円です!
恐ろしい数字ですね。。
ちなみにNBAの最高年俸選手はCleveland Cavaliersに所属するレブロン・ジェームズで年俸$30,963,450
日本円にして約34億円です。笑
ランキング2位:MLB(アメリカ)
ランキング2位はMLB(大リーグ)です。
2016年度における平均年俸は4億8000万円。
大リーグは世界で最も年間における観客動員数が多いのでその分年俸も全体的に高いという印象です。
また放送権の大型契約も年俸が高い要因であると思います。
これはMLBがリーグとしてビジネスを行っているのが大きいですね。
日本のプロ野球はまだまだチームビジネス(特にセ・リーグ)なのがリーグとしての成長を妨げている気がします。
ちなみにMLBの最高年俸選手はドジャースに所属するカーショウ投手です。
7年総額2億3,300万ドル、日本円で236億円。。
1年あたり33億7000万円です。
ちなみに大リーグに所属する日本人選手ではNYYに所属する田中将大投手が最高年俸でした。
7年契約で総額170億円、年俸24億円です。
田中投手は今年のオフにアウトオプト条項(契約破棄)を行使することが可能ですので、もしかすると今よりもさらに年俸はアップする可能性があります。
TOP3 IPL(インド)
第3位はインドのIPL(インディアン・プレミアリーグ)です。
クリケットのプロリーグになります。
日本では馴染みがないリーグですが平均年俸は世界のプロリーグで第3位です。
リーグの平均年俸は4億2500万円
シーズンは全60試合、期間は1か月半という事を考えると凄い額の年俸であるといえます。
2008年にIPLが発足と、歴史が浅いという事を考えれば今後ますますリーグは発展し年俸も高騰する可能性が考えられます。
ちなみにクリケットはこのような感じで写真を見た感じでは野球のよううですね。
TOP4 EPL(イングランド・ウェールズ)
第4位はEPLでイングランド・プレミアリーグです。
EPLの平均年俸は日本円にして約3億5000万円。
やはり、サッカー発祥の地であるイギリスでのサッカー人気は高いですね。
近年はラ・リーガやブンデスリーガのチームがCLで躍進を遂げていますがプレミア勢にも頑張ってもらいたいです。
TOP5 NHL(カナダ・アメリカ)
第5位はNHLで平均年俸3億2000万円となっています。
NHLはアメリカにおけるプロスポーツ人気ではNFL,NBA,MLBに次ぐ第4位の位置づけですが平均年俸はNFLよりも上位につけています。
これは年間の試合数82試合とNFL(14試合)の約6倍多いことが影響しています。
またカナダではアイスホッケーは国民的スポーツであり大変な人気があります。
TOP6 NFL (アメリカ)
第6位はアメリカにおける国民的スポーツであるNFLがランクインしました。
平均年俸は2億6700万円で、アメリカの4大スポーツでは一番下となります。
これは試合数が他のプロリーグと比べて極端に少ないからです。
MLB 162試合
NBA 82試合
NHL 82試合
NFL 14試合
このように見てみるとNFLは試合数が極端に少ないですね。
TOP7~10
TOP7~10位は一気に見ていきたいと思います
第7位 La LIGA(スペイン) ¥179,578,550
第8位 SERIE A(イタリア) ¥160,210,5069
第9位 BUNDESLIGA(ドイツ)¥150,679,127
第10位 LIGUE 1(フランス) ¥105,564,417
第7位~第10位は全てサッカーでした。
ドイツのブンデスリーガよりイタリアのセリエAの方が平均年俸が高いのは驚きでした。
スペインはバルセロナFCが世界のチーム別平均年俸でTOP5にランクインしており、その影響もありリーグ全体の平均年俸も上昇しています。
ちなみにバルセロナFCの平均年俸は日本円にして約8億2000万円です。
リーグ全体位の平均年俸1億8000万円と比較するといかにバルセロナの平均年俸が高いかわかります。
ちなみにレアルマドリードのチーム平均年俸は日本円で7億3000万円で世界第19位(2015年度は第2位)です。
このように見ていくとバルセロナとマドリ―を除いて考えるとリーガの平均年俸は1億に満たない可能性もあります。
日本のプロスポーツ界の平均年俸
それでは日本のプロスポーツ界における平均年俸はいくらなのでしょうか?
残念ながらTOP10には入りませんでしたがプロ野球は世界的にも高い年俸であることは間違いないです。
ここではNPBとJリーグの2016年度における平均年俸をみていきます。
TOP11 NPB(日本)
まずはNPBです。
ランキングでいうと世界第11位の平均年俸です。
Global Sport Salary Survayの統計では2016年度の平均年俸は約8700万円でした。
ちなみに労組日本プロ野球選手会による発表では2016年度における平均年俸は3826万円です。
労組日本プロ野球選手会の統計では支配下公示選手734人(外国人選手・育成位選手は除く)をもとに計算している一方で、
Global Sport Salary Survayは一軍登録選手の360人の年俸を基に平均年俸の統計を出しています。
2軍選手を含めないGlobal Sport Salary Survayの統計の方がより世界的に見ると一般的かもしれませんね。
MLBもマイナー選手を含めていませんし。
TOP15 Jリーグ(日本)
Jリーグは世界第15位にランキングしました。
Jリーグの平均年俸は約2300万円となっています。
ちなみにアメリカのサッカーリーグMLSは平均年俸3400万円でTOP13位につけています。
JリーグとMLSのレベルは同じくらいと言われていますが平均年俸はMLSが高いですね。
今年度にC大阪に清武選手(1億2000万円)、神戸にポドルスキ選手(年俸6億)が加入したので2017年度の平均年俸は上昇するかと思います。
また今後DAZNとの大型契約によってJリーグの平均年俸は上昇すると推測されます。

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